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従業員サーベイで組織の状態を可視化。活気ある店舗づくりを実現

株式会社ツマミナは、福岡市内を中心に多種多様な飲食店を展開しています。

同社は、組織の成長に伴い不可欠だった人事・労務業務の効率化に加え、エンゲージメントサーベイを活かした組織づくりに取り組み、組織の状態の可視化による効果を実感されています。

その施策の背景にある想いと今後の展望について、取締役の大和さん、営業本部長の秋月さん、博多魚蔵 店長の坂田さんにお話を伺いました。

(参考:前回取材時の導入事例記事

SmartHR導入の決め手は、戦略的な人事・組織づくりのための機能が充実していたため

御社について教えてください。

大和さん:株式会社ツマミナは福岡県の福岡市博多に本社があり、現在は24店舗の店舗を展開しています。玄界灘の海鮮を使った海鮮系の居酒屋や和食料理を扱うお店など、専門業態も含めた店舗展開をしています。従業員数はアルバイトと正社員を含めて、2023年11月現在でおよそ600名から700名になります。

SmartHR導入以前の課題を教えてください。

大和さん:1年に3、4店舗ほど、しかもかなり大規模な店舗の出店にあたって、社員がどんどん入社してきます。そのような状況で社員マスターがリアルタイムで同期されず、現場で把握している情報と本部側で把握している情報が異なる場合がある点に、強い課題意識をもっていました。

導入の決め手を教えてください。

大和さん:SmartHRはすぐに導入検討のテーブルに上がりました。事務的な作業が楽になるだけでなく、戦略的な人事・組織づくりのための機能が充実していて、「いい組織をつくろう」というプロダクトの想いに共感しました。

そのなかで私たちがつくりたい組織像に通ずるものを感じられたことが、SmartHRを導入するうえでの大きなきっかけになりました。

取締役 大和 正統さん

(取締役 大和 正統さん)

状況により異なる人材要件の見極めにエンゲージメントサーベイを活用

新規出店時などで従業員サーベイ機能をよく活用されていると伺っています。

大和さん:運営している店舗の数が10店舗のときと20店舗のときとでは、求める人材像が大きく異なります。また、店舗の種類としても、ショッピングセンターのフードコートに出すようなお店と、それ以外のお店の場合とでは必要な人材の要件が変わってきます。そこで従業員サーベイ機能を用いたエンゲージメントサーベイを実施し、仮説を立てながら分析を進めていくことにしました。

サーベイ結果を時系列で追うと「ある店舗はこんなふうに思っているが、ある店舗はこんなふうに思っていない」「ある店舗はこれをストレスに思っているが、ある店舗はこれをストレスに思っていない」など、必要な情報を可視化できるのがありがたいです。この内容を人事の配置に活かしたり、後の採用に活かしたりと活用しています。

大和さんがPCを開き従業員サーベイ機能を使用している様子

サーベイ結果にもとづき最適な人事異動が可能に

従業員サーベイ機能導入による導入効果を教えてください。

大和さん:現状では6か月に一回、評価と合わせてサーベイを受けてもらっています。その結果をもとに1on1のミーティングを実施しており、従業員へのフィードバックに役立てています。

秋月さん:従業員サーベイの結果を踏まえた人事異動を実施できるようになりました。「この子はこれが得意」「この子はこれが苦手」とサーベイ結果にもとづいた人事ができるようになったのは、一番よかった点ですね。

面談の機会ではなかなか聞き出せない情報を、事前にサーベイで取得し理解したうえで臨めるようになったのは大きな変化ですね。

営業本部長 秋月 一樹さん

(営業本部長 秋月 一樹さん)

坂田さん:高卒の若手従業員も多いのですが、たとえば「店長になりたい」とか「料理の道でこうなりたい」など、それぞれ自分の夢や希望をもっていることに気づかされました。

私自身も「こういう店舗づくりをしないといけないな」と、店長としてどのようにスタッフ一人ひとりに向き合っていくかを考えさせられました。その点での変化が、SmartHRの導入効果として一番大きかったと思います。

博多魚蔵 店長 坂田 有里絵 さん

(博多魚蔵 店長 坂田 有里絵 さん)

秋月さん:今後、店舗展開していくなかでは、若い力が不可欠です。従業員サーベイを活用して、若い従業員のモチベーションややる気を引き出していきたいですね。

組織の状態を可視化し、従業員の笑顔が集まるお店づくりに役立てる

今後の組織づくりの展望をお聞かせください。

大和さん:弊社では、iCard(イカード)という名前のカードをつくり、従業員同士で感謝の気持ちを書いて渡しています。たとえばそういったiCardのように、エンゲージメントサーベイを実施することで従業員自身が認められる場や機会をより多く設け、自分の力を発揮しやすい環境を提供していきたいと考えています。

従業員同士で感謝の気持ちを伝えるiCard

(従業員同士で感謝の気持ちを伝えるiCard)

大和さん:その点で「組織の状態を可視化できる」ツールは非常に有効だと思っています。そこで得られた情報を採用や組織のエンパワーメントに活用していくことが今後の組織づくりの肝になると考えています。その結果として、従業員の笑顔が集まるようなお店にしていきたいですね。

対従業員、そして組織づくりの根底にある想いと熱意を感じました。笑顔が集まるお店づくりに向けて、今後も理想の組織づくりに向けて各機能をご活用ください。貴重なお話をありがとうございました!

※掲載内容は取材当時のものです。