入社手続きの書類回収期間が半減。300店舗の労務DXを土台に、人事評価・サーベイ活用へ
| 社名 | 株式会社バロックジャパンリミテッド |
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課題
- 毎月約60名分の入社手続きと約200名分の契約更新を紙で運用。書類の発送・回収が人事担当者の大きな負担だった。
- スーパーバイザー(SV)や店舗責任者も、書類の回収・提出対応に追われ、本来の業務が圧迫されていた。
- 人事評価シートも紙や表計算ソフトで管理。進捗把握や回収に多くの工数を要していた。
解決策
- 2022年にSmartHRを導入。入退社手続き・契約更新など労務業務のペーパーレス化を推進した。
- 産休・育休中の情報回収や通知書の配信もSmartHR上で完結させた。
- 労務での効率化を土台に、人事評価や従業員サーベイへと活用を広げた。
効果
- 入社手続きの書類回収は10日から5日へ半減。契約更新業務にかかる期間は最大半年から最短2週間へ短縮した。
- 退職手続きや産休・育休に関するやり取りをペーパーレス化し、郵送の手間を削減。承認状況もリアルタイムで把握できるようになった。
- 人事評価シートの回収工数も削減され、現場からは「隙間時間で入力できる」と好評を得ている。
「MOUSSY」「SLY」など20を超えるアパレルブランドを全国展開する株式会社バロックジャパンリミテッド。全国の店舗で働く従業員は1,266名(2026年2月末時点)にのぼり、毎月発生する入社手続きや契約更新の対応が、本社の人事担当者と従業員双方で大きな負担になっていました。
同社は2022年のSmartHR導入後、労務領域のペーパーレス化を軸に業務効率化を進めてきました。現在(2026年)は、労務での効率化を土台に、タレントマネジメント領域の人事評価や従業員サーベイといった機能の活用へと歩みを広げています。
導入後の効果や人事評価・サーベイへと広がる活用、今後の展望について、人事部 人事労務グループの岡田さん、安里さんにお話を伺いました。
毎月200名の契約更新。紙の手続きが本社と現場を圧迫
SmartHR導入前は、どのように労務手続きを進めていたのでしょうか。
安里さん:私たちは導入後に加わったメンバーですが、入社手続きや契約更新といった労務業務は、すべて紙で運用していたと聞いています。当時は、全国で毎月60名ほどを採用していたので、入社書類の発送と回収だけでも相当な負荷がかかっていたそうです。
さらに契約更新は、当時毎月およそ200名分の対応が必要でした。従業員からの書類の回収や本社人事担当者への提出は、スーパーバイザー(SV)や店舗責任者が担うことがほとんどです。現場にとっても、労務対応は非常に工数のかかる業務になっていたようです。

もう紙には戻れない。使い続けて見えてきた効果も
導入から時間が経ち、社内に定着したいま、あらためて実感している効果を教えてください。
岡田さん:入社手続きの書類回収は半減(10日→5日)しました。また、契約更新についてはこれまで最大半年かかってしまうケースもあったのですが、今では2週間で完了しています。店舗からの書類の回収漏れやミスも減るなど、回収する側も提出する側も、負担が確実に軽くなりました。こうした効率化の効果は、導入から数年が経った現在も変わらず続いています。
さらに、運用が定着したことで、新たな効果も見えてきました。
運用の定着によって、具体的にどんな「新しい効果」が見えてきたのでしょうか。
岡田さん:たとえば退職者の手続きです。以前は紙で回収していたため、「書類を送った・送っていない」というやりとりが発生しがちでした。SmartHRに切り替えてからは、どこで承認が止まっているのかが明確にわかるようになりました。
安里さん:産休・育休中の従業員とのやりとりも変わりました。情報の回収や通知書の共有をSmartHR上でできるようになり、郵送の手間がなくなって、ペーパーレス化にもつながっています。
また、社会保険労務士などへ情報を連携する場面でも効果を感じています。以前は、従業員から紙で提出された情報を人事部で確認し、入力し直す手間がありました。いまは内容のチェックだけで済むので、その分の時間を短縮できています。

あらためて、いちばんの変化はどこにあると感じますか。
岡田さん:書類を探す手間も、送られてきた書類をデータに入力し直す手間もなくなりました。そして、本人が提出すればすぐに内容を確認できる。この手軽さに慣れてしまうと、もう紙の運用には戻れませんね。
「誰が出していないか」がひと目で。評価の回収工数を短縮
労務以外の機能にも、活用を広げていただいていますね。
岡田さん:労務での効率化が定着してきたことで、活用を広げています。
ひとつは人事評価機能です。これまで表計算ソフトや紙で記入・回収していた評価を、SmartHR内で完結できるようになりました。
評価シートは、配付から回収までに手間がかかっていました。SmartHRに移してからは、誰が提出していないか、どこで止まっているかが一目でわかるようになり、回収にかかる工数を短縮できています。
現場からは、どのような反応がありますか。
安里さん:契約更新や評価シートについて、現場での配布・回収がなくなったことへの喜びの声があがっています。店舗のスタッフからは、紙に書いて回収する手間が減り、隙間時間で入力できるようになったという声も届いています。
ほかにも、新たに使いはじめた機能はありますか。
安里さん:従業員サーベイ機能です。以前はサーベイ自体を実施していなかったのですが、機能を活用して実施するようになりました。労務手続きで使ってきたSmartHR上で、評価やサーベイもそのまま扱えます。

見えてきたのは、次に整えるべきデータ
労務から人事評価、サーベイへと活用を広げるなかで、チームの視点に変化はありましたか。
岡田さん:データが集まるようになったことで、同時に、「このデータが足りない」「ここがまだ揃っていない」ということも見えてきました。できることが増えたぶん、次に整えるべきものがはっきりして、視野が広がったと思います。
今後、SmartHRに期待することがあれば教えてください。
岡田さん:たとえば、異動や役職変更などの履歴を、用途に合わせて、もっといろいろな形式で出力できるようになるとうれしいですね。集まったデータをさらに活かしていけるよう、これからの機能の広がりにも期待しています。
安里さん:労務での効率化が、いまの土台になっています。これからは、集まったデータをどう活かしていくかを考えていきたいですね。

本日は貴重なお話をありがとうございました。引き続き、SmartHRがご支援できるよう改善を進めてまいります。
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掲載内容は取材当時のものです。
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