公開日:2026/09/28
AI時代の人事に必要な「軸」と「つながり」―『となりの人事とこれから会議』開催レポート

目次
2026年9月9日、SmartHRは『となりの人事とこれから会議~理想の人事像をゲームと対話で見つける場~』を開催しました。当日はさまざまな企業から86名の人事担当者が集まり、会社や役職の違いを越えた対話が交わされました。
この記事では、ゲームと対話を通して自社と自身の現在地を見つめた一日の様子をレポートします。

イベント概要
- イベント名:となりの人事とこれから会議~理想の人事像をゲームと対話で見つける場~
- 開催日:2026年9月9日(水)
- 会場:SmartHR六本木オフィス8階「SmartHR Space」
- 開催形式:会場開催(2部制)
- 対象:人事担当者、組織開発担当者、HRビジネスパートナーなど、人や組織づくりに関わる方
- 主催:株式会社SmartHR
なぜ今、人事に「立ち止まって対話する時間」が必要なのか
AIの活用や業務効率化が進み、人事の実務には選択肢が増えました。一方で「自社にとって何が大切か」を決める判断軸の重要性も高まっています。
背景の異なる人事同士が迷いや判断理由まで語り合うことで、自社の前提や現在地を捉え直せます。
このイベントを通して得られること
- 判断軸の整理: 日常業務から離れ、施策の目的や優先順位を見つめ直す
- 視点の拡張: 他社事例に触れ、自社の強みや課題を客観的に捉える
- 対話の創出: 得た問いを持ち帰り、社内(経営・現場・チーム)での議論を深める
- 社外のつながり: 相談できる人事同士のネットワークを構築する

ゲームを通じて、人事としての「軸」を言葉にする
参加者は、はじめに、お互いフラットに話せるよう名札にニックネームを記入しました。
ワークショップでは合同会社Smart Ape.が開発した価値観ボードゲーム「Another:Me(アナザー ミー)」を用い、徳 一輝氏のファシリテーションのもと進行しました。
参加者はカードを選び、なぜその言葉を選んだのかを経験とともに共有。他社の判断基準に触れることで、自社の当たり前を見直す機会となりました。
同じ言葉を選んでも、その背景は人によって異なります。他社の人事が判断した理由に触れると、自社で当たり前になっていた考えを見直せ、経営層や現場に確認したい問いに気づくこともあります。
カードは、個人を知るツールにとどまらず、組織の「現在地」と「ありたい姿」を話すきっかけにもなりました。
参加者の声
業務に追われる日々の中で、普遍性の高いテーマについて楽しみながら考えられたのが、とてもよかったです。重要ではあるものの緊急度は低く、いざ取り組もうとするとどうしても真面目に構えてしまいがちなテーマに、ゲームという形で自然に向き合えたことが素晴らしいと感じました。普段とは少し違う自分を垣間見ることができたのも印象的でした。選択を通じて、何を手放し、何が残り続けるのかが見えてきたことで、新鮮な気づきを得られました。ぜひ会社でも導入してみたいと思います。
建設業界・人事・部長



他社との対話から、自社の組織を捉え直す
グループ内では、人事施策の背景や抱えている悩み、まだ答えが出ていない問いも率直に交わされました。業種や規模の異なる人事と話すことで、共通する課題への気づきや新しい選択肢が得られました。
参加者の声
困りごとは自分一人ではないなと孤独感からの解放になりました。ありがとうございます。
飲食業界・人事・部長
アンケートでは他にも、自社より規模の大きい企業の取り組みを知り、自社の未来像を描く参考になったという声も寄せられています。

学びを整理し、チームと組織へ持ち帰る
イベント終盤には、見つけた価値観を名刺サイズのリフレクションカードに書き写しました。後で見返すだけでなく、上司や同僚に共有して対話を生み出すツールとして持ち帰れます。
参加者の声
参加できてよかったです。仕事に忙殺される日々を過ごしていましたが、自分はどうしたいか、を思い出せました。また明日から仕事への取り組み姿勢が変わると思いました。
人材サービス業界・人事・一般社員
参加者からは、今回の体験を自分の内省だけで終わらせず、社内へ持ち帰ってメンバーとともに実践したいという声が寄せられました。社内の定例会議だけでは生まれにくい気づきや発想を引き出すために、ワークショップ形式の対話を取り入れたいと考えた方もいます。

参加者の声から見えた、この場の価値
アンケート結果からも、参加者が得た気づきや次のアクションへの意欲が表れています。
- 72%が「他社人事とのつながりを継続・広げたい」と回答
- 70%が「人事としての方向性を定期的に振り返りたい」と回答
- 48%が「気づきや学びを同僚・チームに共有したい」と回答
- 42%が「社員同士の対話を増やし、組織づくりに活かしたい」と回答
- 34%が「経営・事業戦略と人事の目指す姿をすり合わせたい」と回答
業界が異なっても、人事同士が共通の言葉で考え、それぞれの考えを深められたことも、この場の価値として挙げられました。また、自社だけでなく、他社と比較しながら働きやすさや力を発揮できる環境を高め合うことが、よりよい組織づくりや社会へのよい影響につながるという意見もありました。
参加者の声
自分や組織を見つめ直す良い時間になりました。他社人事さんともここまで深く話す機会は他イベントではなかったため、貴重な時間を過ごせました!ありがとうございます!
IT業界・人事・一般社員
人事であれば必ずぶつかる問いだと思うので次は部下を連れてきたいと思いました。
サービス業界・人事・課長

SmartHRが、人事同士の「つながり」をつくる理由
SmartHRは「well-working(労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会をつくること)」の実現を目指しています。プロダクトによる効率化に加え、人事担当者が自社の軸を持ち、前を向いて課題に挑める環境づくりを支援しています。
参加者の声
もともと、プロダクトも企業もファン。企業ミッションに対する取り組み幅が広くて、率直に感心します。これからもこの領域を牽引する存在であってほしい。また、会社自体のポジティブな雰囲気がイベントにも現れていてよかったです。
製造業界・人事・課長
人事や組織の課題に唯一の正解はありません。『となりの人事とこれから会議』は、立ち止まって自社の軸を考え、社外とつながるための場です。
自社に合った人事の軸を模索されている方は、ぜひ次回ご参加ください。


永田 麻希
大学卒業後、日米の外交・教育事業における官民連携プロジェクトに従事。その後、語学教育大手でのグローバル人材育成事業責任者を経て、人事・組織コンサルティング会社に参画。人材開発の体系化や組織サーベイの結果に基づいた組織変革の実行支援に広く携わる。SmartHRに参画後は、「well-working」な社会の実現を目指し、イベントを通じた情報発信や場づくりに取り組んでいる。
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