【イベントレポート】「SmartHR Plus Partner Award 2025」を開催

　クラウド人事労務ソフト「SmartHR」は2015年のサービス開始以降、従業員情報のデジタル化をはじめ、人事・労務管理、勤怠管理、給与計算などの各種ワークフローや行政手続きの効率化を可能にする機能を提供しており、業務効率化や従業員データの管理・活用および企業全体の生産性向上を支援しています。さらに、個社ごとのカスタマイズ性を高め、正確性や安全性の高いデータ連携を実現するため、アプリストア「SmartHR Plus」を2023年12月に正式リリースしました。

　「SmartHR Plus」はこれまでに70を超えるアプリケーションを公開。「SmartHR Plus」を通じて、各業務分野に特化した様々なサービスと「SmartHR」を連携させることで、複数のバックオフィス業務のシームレスな管理を実現し、正確かつ安全性の高いデータ活用を支援しています。また、従業員が「SmartHR」から直接アプリケーションを利用できるため、ID・パスワード管理の負担も軽減されます。

　今回の「SmartHR Plus Partner Award 2025」では、ユーザーに新しい選択肢と体験を届けてくれたパートナーへ感謝を伝え、その功績を表彰することを目的に開催しました。当日は受賞式のほか、「SmartHR Plus」の事業報告や導入企業による事例セッションを実施。また、パートナー様同士の交流を深め、新たなビジネス展開を生み出す場として懇親会を行いました。

＜オープニングセッション＞

　「SmartHR Plus」の担当者による挨拶から「SmartHR Plus Partner Award 2025」がスタート。当日は約70名のパートナー様に参加いただき、盛況な雰囲気の中、イベントが幕を開けました。

＜SmartHR Plusの事業報告＞

　株式会社SmartHR プラットフォーム事業責任者 井関 英明より、「SmartHR Plus」の事業報告について発表しました。

　はじめに、パートナー様に感謝を伝え、「SmartHR Plus」がこれまで注力してきたこと、アプリストア経由の連携ユーザー状況、アプリやデータ連携数のサマリなどを発表。
　また「SmartHR Plus」の新しい取り組みとして、「ユーザーがアプリストア上に要望を投稿・投票できる機能」、「アプリストアからのリード提供に対し、決済（収納代行）までを完結できる機能」の実装について説明しました。

　さらに、「SmartHR Plus」の役割として、顧客接点を活用して、外部システム連携に関するユーザーニーズや課題を収集し、パートナー各社様と共有するハブになると語り、SmartHRが中立的視点にたって、ユーザー様がパートナー各社に聞きたいことを代弁していく意思を表明しました。

＜ユーザー企業様による導入事例セッション＞

　ユーザー企業様による導入事例のセッションとして、株式会社コドモンの鳥谷部氏が登壇。「SmartHR」と「SmartHR Plus」導入のきっかけと効果、「SmartHR Plus」と社内システムにおける課題と、今後に向けた説明をいただきました。

＜SmartHR Plus Partner Award 2025 授賞式＞

　株式会社SmartHR 代表取締役CEO 芹澤 雅人より、授賞式開催の挨拶とパートナー様に感謝を伝え、各賞の受賞企業へトロフィーを贈呈しました。

SmartHR Plus Partner Award 2025では、5つの賞を選出し、計5社を表彰しました。

【受賞企業とアプリケーション】

MVP賞(Best Partner賞)：トヨクモ株式会社「安否確認サービス2」

　「安否確認サービス2」は、SmartHRと連携して従業員情報を自動同期し、災害時の安否確認を迅速・確実に行えるアプリです。入退社や異動情報が即時反映され、登録漏れを防止します。導入企業様からは「訓練準備が簡単になった」「作業時間が1/10に短縮された」といった声が寄せられています。人的ミスを減らし、BCP対応のスピードと正確性を両立している点がユーザー様からも高く評価されていたことから、MVP賞を贈呈いたしました。

ENTERPRISE賞〜SaaS提供企業部門〜：株式会社ヒューマンテクノロジーズ「KING OF TIME」

　「KING OF TIME」は、SmartHRとの連携により、従業員情報をワンクリックで同期できる勤怠管理システムです。二重登録や入力ミスを防ぎ、通知機能によって勤怠締め作業を早期化します。導入企業様からは「作業工程が減った」「在宅でも勤怠申請できて便利」との声が寄せられています。こうした確実性とスピードを両立した運用に寄与いただいたことから、ENTERPRISE賞を贈呈いたしました。

ENTERPRISE賞〜オリジナルアプリ部門〜：株式会社ストラテジット「ファイル一括操作」

　「ファイル一括操作」は、SmartHR上の履歴書や職務経歴書、プロフィール画像などの添付データを一括でアップロード／ダウンロードできる無料アプリです。社員番号の自動紐づけで入力ミスを防止し、大量処理を正確かつ安全に実行します。導入企業様からは「1000名分を10分で完了」「作業量が大幅に減った」といった声が寄せられています。柔軟な抽出や可視化・権限設定など、実務に根ざした実装力が運用効率の向上に貢献いただいたことから、ENTERPRISE賞を贈呈いたしました。

GROWTH MARKET賞〜SaaS提供企業部門〜：株式会社KiteRa「KiteRa Biz」

　「KiteRa Biz」は、社内規程や労使協定の作成・編集・管理・申請・周知を一元化し、規程業務を効率化するサービスです。SmartHRと連携し、入社日に自動招待、退職時は自動削除を行うことで登録漏れを防止。導入企業様からは「規程変更の時間が短縮」「履歴管理が便利」との声が寄せられています。実務起点の自動化によってガバナンスと効率の両立に貢献いただいたことから、GROWTH MARKET賞を贈呈いたしました。

GROWTH MARKET賞〜オリジナルアプリ部門〜：株式会社yett「Everidays for SmartHR」

　「Everidays for SmartHR」は、人事情報と連携して社内マニュアルや規程を自動共有できるアプリです。入退社や異動に応じて閲覧権限が自動更新され、共有漏れを防止します。導入企業様からは「申請導線の集約で便利」「現場職員もスマホで簡単に閲覧できる」といった声が寄せられています。こうした利便性とセキュリティの両立を通じて社内情報共有の向上に貢献いただいたことから、GROWTH MARKET賞を贈呈いたしました。

＜懇親会＞

　懇親会では、チーム対抗のビンゴゲームなどが行われ、、終始和やかな雰囲気で進行しました。初対面同士のパートナー様同士で積極的に会話を交わす場面も目立ち、パートナー企業様の横のつながりがさらに強化され、今後のビジネス展開への期待が高まる場となりました。

　「SmartHR Plus」は「SmartHR」をより便利に活用するためのアプリケーションを紹介するアプリストアサービスです。人事・労務担当者は業務に必要な給与計算や勤怠管理などのサービスと連携できるアプリケーションを「SmartHR Plus」上から選択し利用できます。「SmartHR Plus」のアプリケーションを活用することで、従来のデータ加工の工程を省きながら、人の手を介さずに正確性や安全性の高いデータ連携が可能です。また一部のアプリケーションでは、従業員は「SmartHR」のホーム画面の専用メニューから「SmartHR Plus」の各アプリケーションを利用できるので、ID・パスワード管理の負担が減少します。

　「SmartHR Plus」は2022年7月にβ版を公開し、以降、約30のアプリケーションをリリースしました。今回の正式リリースは、蓄積された「SmartHR」導入企業のニーズやアプリケーション開発パートナーとの連携実績を元に、多様化する顧客課題を解決する「SmartHR」のさらなる飛躍を目指したものです。

• 「SmartHR Plus」アプリ一覧：https://www.smarthr.plus/
• 「SmartHR Plus Partner Award 2025」受賞アプリ・そのほかお役立ちアプリ一覧：　https://www.smarthr.plus/specials/2025award

　「SmartHR」は、労務管理クラウド7年連続シェアNo.1(※)のクラウド人事労務ソフトです。

　採用情報の管理から雇用契約や入社手続き、勤怠・給与計算などの多様な労務手続きをペーパーレス化し、データとして蓄積。さらに、「SmartHR」に溜まった従業員データを活用した「人事評価」「従業員サーベイ」「配置シミュレーション」「スキル管理」などのタレントマネジメント機能により最適な人員配置や人材育成を後押しし、データに基づく人的資本経営を支援します。アプリストアサービス「SmartHR Plus」は各業務分野に特化した様々な外部サービスと連携できるアプリケーションを展開し、個社ごとのカスタマイズ性を高め、正確性や安全性の高いデータ連携を実現しています。

　「SmartHR」は、企業の生産性向上を後押しし、すべての人が働きやすい環境づくりに貢献します。

　※：デロイト トーマツ ミック経済研究所「HRTechクラウド市場の実態と展望 2024年度版」労務管理クラウド市場・出荷金額（2024年度見込） https://mic-r.co.jp/mr/03350/