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公開日:2026/05/14

API非対応サービスのアカウント管理もスムーズに!SmartHR「ID管理」のブラウザ自動操作機能をご紹介

目次

こんにちは、SmartHRのプロダクトマーケティングマネージャーの佐々木です。

この度、SmartHRの「ID管理」機能において、新たに「ブラウザ自動操作」機能を提供開始しました。

SmartHRの「ID管理」機能は、従業員データをもとに、入社・異動・退職に伴い作成・削除が必要な外部サービスのアカウントを自動検知する機能です。また同時にアカウントの保有状況の可視化も実現します。

これまでは、API連携に対応している外部サービスを中心に、アカウント管理の抜け漏れ防止と効率化を実現してきました。一方で、企業で利用される外部サービスのなかには、API連携に対応していないものも少なくありません。

今回提供する「ブラウザ自動操作」機能により、API連携に対応していない外部サービスについても、ブラウザ上のアカウント一覧画面からアカウント情報を自動で取り込み、SmartHRの「ID管理」に反映できます。これにより、API非対応のサービスも含めた、より包括的でセキュアなアカウント管理を実現します。

本記事では、「ブラウザ自動操作」機能の概要や、解決できる課題、活用メリットをご紹介します。

API非対応サービスのアカウント管理で、こんな課題はありませんか?

企業が利用するSaaSやウェブサービスは年々増えています。人事労務、勤怠、経費精算、チャット、グループウェア、学習管理など、業務ごとにさまざまなサービスを利用している企業も多いのではないでしょうか。

こうしたサービスが増えるほど、従業員の入社・異動・退職に伴うアカウント管理の負荷が高まります。

特に負荷が大きくなりやすいのが、API連携に対応していないサービスの管理です。

API連携に対応していないサービスでは、アカウント情報をCSVで出力し、必要な項目を加工・整形したうえで、アカウント管理システムに取り込むといった手作業が発生しがちです。

たとえば、以下のような業務に心当たりはないでしょうか。

  • サービスごとにアカウント一覧をCSVで書き出している
  • CSVの項目名や形式を手作業で整えている
  • 最新の従業員情報と突き合わせて、退職者アカウントが残っていないか確認している
  • API対応サービスとAPI非対応サービスで管理方法が分かれている
  • 棚卸しのたびに、担当者が時間をかけて確認している

これらの作業は、一つひとつは小さな作業に見えても、対象サービスが増えるほど大きな負担になります。また、手作業が多いほど、更新漏れや作業ミスが起きやすくなります。

特に退職者アカウントの削除漏れは、情報漏洩や不正アクセスなどのセキュリティリスクにつながる可能性があります。アカウント管理は、単なる事務作業ではなく、組織全体のセキュリティを守るための重要な業務です。

「ブラウザ自動操作」機能とは

「ブラウザ自動操作」機能は、API連携に対応していない外部サービスのアカウント情報を、ブラウザ上の画面から自動で取得し、SmartHRの「ID管理」に反映できる機能です。

従来、API連携に対応していないサービスでは、アカウント情報をCSVで出力し、加工・取り込みを行う必要がありました。「ブラウザ自動操作」機能を活用することで、こうした手作業を減らし、API非対応サービスも含めてアカウント状況を把握しやすくなります。

取得したアカウント情報は、SmartHRの従業員データと照合できます。これにより、誰がどのサービスのアカウントを保有しているかに加え、作成・削除が必要なアカウントの有無をすばやく把握できます。

API非対応サービスとのデータ連携を、SmartHRの自動連携で効率化する比較図

特徴1:API非対応サービスのアカウント情報を取得できる

「ブラウザ自動操作」機能では、ブラウザ上でアカウント一覧画面を表示できるウェブサービスであれば、SaaS、オンプレミス、自社開発システムを問わずアカウント情報を取得し、SmartHRの「ID管理」へ反映が可能です。

これまでCSV出力・加工・取り込みに頼っていたサービスの一部を自動取得に置き換えることで、アカウントの棚卸しや更新作業の負担軽減が期待できます。

※「ブラウザ自動操作」は、一部データの取得が困難なケースや対応できない外部サービスがあります。

特徴2:AIが初期設定を支援し、設定作業を円滑にする

ブラウザ画面から情報を取り込む際は、あらかじめ取得項目の設定が必要です。

従来のRPA(Robotic Process Automation)では、管理者が「どの部分が社員番号か」「どの部分がメールアドレスか」といった取得項目を一つずつ指定する必要がありました。こうした設定には専門的な知識が求められることもあり、導入時のハードルになりやすい部分です。

「ブラウザ自動操作」機能では、AIがアカウント一覧画面の構造を解析し、メールアドレスや社員番号など、取得に必要な項目を特定・提案します。

管理者は、専門的な知見を要する設定を一から行う必要がなく、AIの提案を確認するだけで、スムーズに初期設定を進められます。

特徴3:SmartHRの従業員データと照合し、必要な対応を可視化できる

「ブラウザ自動操作」機能で取得したアカウント情報は、SmartHRの従業員データと照合できます。

たとえば、SmartHRではすでに退職済みの従業員が、外部サービスではまだアカウントが残ってしまっている場合、削除が必要なアカウントとして把握しやすくなります。

また、入社済みの従業員に必要なアカウントが作成されていない場合も、作成が必要なアカウントとして把握できます。

これにより、誰がどのサービスのアカウントを持っているのかを可視化することに加え、作成・削除が必要なアカウントを自動で検知し、対応の抜け漏れを防止します。

先行導入事例:かぶらやグループ様

名古屋を中心に全国で飲食店を展開する株式会社かぶらやグループ様では、これまでAPI非対応のウェブサービスごとに、CSVの作成・加工・取り込みを手作業で行っていました。

そのため、1サービスあたり最大10分程度の作業時間が発生しており、対象サービスが増える度に、確認や更新にかかる負担も大きくなっていました。

今回、「ブラウザ自動操作」機能を活用した結果、1サービスあたりの作業時間は最短1分で完了し、最大90%の業務効率化につながりました。

アカウント管理業務がスムーズになったことで、情報の更新頻度を高めやすくなり、退職者アカウントの削除漏れなどを防ぐ運用体制づくりにもつながっています。

SmartHRの「ID管理」で、API非対応サービスまで含めたアカウント管理へ

アカウント管理では、従業員の入社・異動・退職といった人事イベントにあわせて、必要なアカウントを作成し、不要になったアカウントを削除することが重要です。

そのためには、最新の従業員情報と、各サービスのアカウント保有状況を正しく突き合わせる必要があります。

SmartHRの「ID管理」は、SmartHRに蓄積された従業員データを起点に、外部サービスアカウントの保有状況や、作成・削除が必要なアカウントの把握を支援します。

今回の「ブラウザ自動操作」機能により、API連携に対応していないサービスについても、アカウント情報を取得・可視化できる範囲が広がりました。

これまで手作業や属人的な確認に頼っていたアカウント管理を、より効率的でセキュアな運用へ近づけることができます。

今後もSmartHRは、従業員データベースを起点に、情報システム部門の業務負荷軽減と、組織全体のセキュリティ強化を支援してまいります。

※「ブラウザ自動操作」機能はアカウント情報の「取得・可視化」を目的にしており、提供開始時点でのアカウントの「作成・削除」には各サービスのAPI連携が必要です。今後はAPI非対応サービスにおける「作成・削除」の自動化も視野に入れ、AIを活用した更なる自動化・効率化などの機能拡張を検討してまいります。

※「ブラウザ自動操作」機能は、お客さまに代わってブラウザ操作を自動化することで情報の取得をサポートするものです。本機能を安全にご利用いただくため、取得元となる外部サービスの利用ルール(自動取得の可否など)をお客さまご自身で事前にご確認いただきますようお願いいたします。

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執筆者

佐々木 寛也

株式会社SmartHR プロダクトマーケティングマネージャー。新卒でアパレル企業のMD・商品企画、その後リテールコンサル企業でコンサルタント・営業企画・セールスイネーブルメントを経験。2019年にSansan株式会社へ入社し、インサイドセールスを経てプロダクトマーケティングマネージャー、プロダクトマネージャーを担当。現在はSmartHRで新プロダクトの企画・推進を担っている。

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