公開日:2025/11/11
イベントごとに必要なタスクを即座に案内!申請にまつわる負担を大幅削減するSmartHRの「申請ナビゲーション」
目次
SmartHRの申請ナビゲーション機能とは
SmartHRの「申請ナビゲーション」機能は、結婚・出産・転居など、イベントごとの申請業務を効率化します。従業員が社内のマニュアルを探さずとも、選択肢に回答するだけで一人ひとりに必要な申請やタスクをご案内。従業員の申請ミスの削減や、人事・労務担当者による問い合わせ対応や確認・差し戻し業務の負荷を軽減し効率化します。
本稿では、SmartHRの「申請ナビゲーション」機能が解決する課題や特長、便利なユースケースをご紹介します。
結婚、出産、転居など、従業員の身上変更やイベントごとの申請業務は対応の抜け漏れやミスが多い
申請にまつわる業務は、人事・労務担当者と従業員の双方にとって「非効率な状態」となっており、組織全体の生産性を低下させる要因の1つになっていました。人事・労務担当者と従業員が抱える具体的な課題には、以下が挙げられます。
人事・労務担当者 | 従業員 |
|---|---|
従業員ごとに必要な申請・提出物の状況を確認し、未提出者へ都度催促するのが大変 | 必要な申請や提出物がわからず、マニュアルなどから社内のルールを探すのが大変 |
従業員から「何を対応すべきか」について問い合わせが届き、繰り返しの対応が業務負荷になっている | 現場社員から、忙しそうな本社の管理部門に問い合わせをするのは勇気がいる |
従業員が正しい申請や提出を行なってくれないと、申請の却下・修正で二度手間になる | 正しく申請や提出を行なわないと、本来受け取れる慶弔金などが受け取れず、不利益を被る |
「申請ナビゲーション」機能のメリット
こうした人事・労務担当者と従業員双方にとっての「非効率な状態」を、SmartHRの「申請ナビゲーション」機能は解消します。
主なメリットは以下の3点です。
- 従業員の身上変更における必要な申請やタスクの漏れ・ミスを大幅に削減できる
- 結婚、出産などのイベントごとに選択肢に回答するだけで必要なタスクがすぐにわかる
- SmartHR上での申請だけでなく、紙の書類提出や他社システムの申請も設定でき、対応タスクを一元化できる
本機能の活用により、人事・労務担当者と従業員の双方の時間的コストと心理的コストが削減され、組織全体の生産性が向上します。
「申請ナビゲーション」機能の特長を具体的にご紹介
特長1:従業員一人ひとりの状況にあわせて、必要なタスクを一覧化
従業員は「SmartHR」のホーム画面に表示されるイベントのリスト(例:結婚した 、引っ越しをした など)から、自身の状況に合った選択肢を選ぶだけで、必要なタスクが一覧表示されます。
「申請ナビゲーション」にしたがって簡単な質問に答えるだけで、実行すべき申請やタスクが一覧で表示されます。
一覧表示されたタスクはホーム画面にも表示されるため、対応漏れや申請忘れを防ぎ、たとえば慶弔金の申請漏れといった従業員の不利益を防止します。
特長2:SmartHR内外のタスクを一元管理できる高い汎用性
人事・労務担当者は、従業員情報の変更申請だけではなく、「汎用申請」、手続き、SmartHR以外でのシステムの申請フォームや紙での提出など、さまざまなタスクの割り当てが可能です。
多種多様な社内ルールに柔軟に対応できるため、「SmartHR」を従業員が行なうあらゆる手続きの起点として活用いただけます。
機能について
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SmartHRの「汎用申請」
社内の稟議や申請をSmartHRに集約、フォームや承認経路を手軽に作成
稟議や各種の申請もSmartHRで。担当者も従業員も使い慣れたツールにまとまるため、負担なく活用できます。さらに、SmartHRの従業員情報に紐づき承認経路が自動で更新されるので、メンテナンスも効率化できます。
特長3:プリセットとAIによる提案で、設定を効率化
人事・労務担当者は、従業員への案内を作成する際にゼロから設定する方法と、プリセット(※)を利用して効率的に開始する方法を選択できます。
※頻出イベントに対して、設問や選択肢があらかじめ準備されたフォーム
結婚、出産、引っ越しといった頻出のイベントは「SmartHR」上でプリセットが用意されており、AIが関連性の高い申請フォームを自動で提案。人事・労務担当者はゼロから設定を組む手間なく、自社に合った案内を構築できます。
「申請ナビゲーション」機能が役立つユースケースをご紹介
では、実際にどのような場面で「申請ナビゲーション」機能を活用できるのか、具体的なユースケースをご紹介します。
便利なユースケース(1):「イベントや雇用形態で申請フォームがバラバラ…」複雑な申請をシンプル化、全社の生産性を向上
イベント、従業員の雇用形態、さらには自社の制度にあわせて申請フォームを作成していくと、多種多様なフォームが必要になることがありませんか?
申請ナビゲーションは、例えば「結婚しました」というイベントに対して、「氏名変更」「扶養の追加」「住所変更」「通勤変更」の有無などで分岐を設定し、それぞれの申請とタスクを案内できます。
従業員はスマホアプリから申請できるため、いつでもどこでも正しく申請できます。
機能について
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SmartHRの「スマホアプリ」
すべての従業員に情報が届き、いつでも・どこでもアクセス可能に
社用パソコンやメールアドレスを所持していない従業員でもログインできる、SmartHRのスマートフォン向けアプリです。プッシュ通知が届くので、働き方や契約形態を問わず情報を見逃しづらくなります。場所・時間を選ばずに、様々な手続きをスマホで行えます。
便利なユースケース(2):稟議や物品購入申請といった、金額などで異なる承認経路に対応。正確な承認プロセスを実現
物品購入や社内稟議といった申請では、金額や内容によって異なる申請・承認プロセスで運用されていることもあります。
申請ナビゲーション機能では、質問の選択肢に金額や回答内容に応じて分岐を設定し、異なる承認経路を設定した申請フォームの案内が可能です。これにより、従業員が自身で「正しい申請フォームはどれか」を選択することなく、質問に回答するだけで、申請フォームが案内されるため、正しい経路での承認プロセスを実現できます。
便利なユースケース(3):退職などに伴う申請以外のタスクも一元化し、申請にまつわる業務の抜け漏れをゼロに
申請には、それに伴うさまざまなタスクが発生します。
たとえば、退職の場合、「退職届」もしくは「退職願」の提出だけでなく、「貸与品の現物返却」や、「各種ITツールのアカウント削除」などの対応が必要です。
申請ナビゲーション機能では、「SmartHR外タスク」もあわせて作成できるため、従業員が質問に回答していくだけで、自身が対応するべきタスクが、SmartHRのホーム画面上に一覧化されます。従業員は画面上でタスクを完了にしていくことで、作業の抜け漏れを防止できます。
人事・労務担当者と従業員双方の課題を解決し、全社の生産性向上を実現
本稿では、申請にまつわる人事・労務担当者と従業員の双方が抱える課題について解説し、「申請ナビゲーション」機能がどのように課題を解決できるのかお伝えしました。
申請ナビゲーションの活用により、申請にまつわる業務をスムーズに進められ、社内全体の生産性の向上を実現できます。
「申請ナビゲーション」機能は、「SmartHR」の「従業員情報申請」機能を利用されている「HRストラテジープラン」「人事・労務エッセンシャルプラン」「タレントマネジメントプラン」をご契約中のお客さまは無償でご利用いただけます。本稿でお伝えした課題感をおもちの方は、ご利用をぜひご検討いただければと思います。
機能について
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SmartHRの「従業員情報申請」
従業員の情報の登録・更新をフォーム経由で受け取って、一元管理
申請フォームの作成から、従業員への提出依頼、申請内容の確認と承認の工程を、SmartHR上に集約できます。承認された情報はそのまま従業員データベースへ反映。ステータス表示や承認経路の設定などにより、膨大な従業員情報の変更業務を効率化します。
野田 大夢
株式会社SmartHR プロダクトマーケティングマネージャー
株式会社オロに新卒入社後、クラウドERPの営業・カスタマーサクセスに従事した後、サービス企画として連携プロダクトの企画・推進。新規事業開発チームに異動後、事業開発職として、新プロダクトの企画・立ち上げを担当。2025年にSmartHRに入社し、クラウド人事労務ソフト「SmartHR」の製品企画および製品マーケティングを担当。
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