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導入事例

全従業員に想いを届ける。社内報の閲覧数が16倍!人的資本経営に寄与する「お知らせ機能」活用

岡澤さん
 スギホールディングス株式会社
社名 スギホールディングス株式会社

業種

卸売・小売
従業員数 5001名〜
課題
都道府県 愛知県
機能・サービス

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課題

  • 組織規模の拡大により部署を越えた相互理解の機会が希薄に
  • 社内イントラに掲載している社内報の閲覧数が伸び悩んでいた
  • とくに店舗で働くパート・アルバイトに情報が届いていなかった

解決策

  • 全従業員が使い慣れたSmartHRの「お知らせ機能」を活用
  • プッシュ通知で全従業員のスマートフォンへ直接情報を発信
  • 目を引くタイトルや写真、親しみやすい絵文字でコンテンツを工夫

効果

  • 閲覧数が最大16,000件、従来手法の16倍を記録
  • パート・アルバイトの資格取得への応募が数十倍に増加
  • 他部署から掲載依頼増加、組織内のコミュニケーション活性化

スギホールディングス株式会社は、調剤併設型ドラッグストア「スギ薬局」を中核事業として展開するヘルスケアカンパニー。関東・中部・関西圏を中心に日本全国約2,200店舗のドラッグストア・調剤薬局を通じて、地域のヘルスケアインフラを目指しています。

M&Aによる規模拡大で、従業員の一体感の醸成に課題を抱えていた同社。とくに社内コミュニケーションの要となる社内報がパート・アルバイトに届きにくいという問題を抱えていました。

課題を解決するためにSmartHRの「お知らせ機能」で社内報を発信。全従業員に直接情報が届く仕組みによって閲覧数を数十倍に向上させました。導入を推進したコーポレートブランディング部 コーポレートコミュニケーション課の岡澤さんに、活用背景や成果を伺いました。

「部署を越えた相互理解の機会が希薄に」会社の規模拡大がもたらした、見えない壁

はじめに、岡澤さんが所属される部署の役割とミッションを教えてください。

岡澤さん:コーポレートブランディング部は社内外の広報、リスク対応、行政連携、サステナビリティ推進、秘書機能といった幅広い役割を担っています。

なかでも私の所属するコーポレートコミュニケーション課では、とくに「社内のコミュニケーションを活性化させること」を今年の最重要ミッションとして掲げて各種施策を推進しています。

社内コミュニケーションのなかでも「社内報」を重視されている理由は?

岡澤さん:近年、M&Aによってグループの規模が急速に拡大するなか、従業員の相互理解を深め、組織としての一体感をいかに育むかが重要な課題となっていました。

その背景にあるのが「まず従業員が幸福でなければ、お客さまを幸福にすることはできない」という、弊社の経営理念に込められた社長の強い信念です。

この理念の根幹を守り、グループとしてさらに強くなるためにも、コミュニケーションの中核を担う「社内報」の役割は、グループ広報の立場からとくに重視していました。業務連絡のためのチャネルは別にありましたが、会社のカルチャーや従業員の顔が見えるような、少し砕けた温かい内容を届けられるのは社内報が中心だったからです。

岡澤さん

社内報に、当時はどのような課題があったのでしょうか?

岡澤さん:社内イントラネットのポータルで発信していたのですが、記事1本あたりの閲覧数は1,000件程度。とくに店舗にはPCが1台しかないという物理的な制約もあり、お客さまと最も接する機会の多いパート・アルバイトの方々には、情報がほとんど届いていませんでした。

社内アンケートでもその実態が明らかになり、経営理念である「従業員の幸せ」と現場の実態にギャップが生まれていることに危機感を覚えた社長から「情報が届くよう何とかしてほしい」と直接、改善のオーダーがありました。

パート・アルバイトの方々とのコミュニケーションも重視されているのですね。

岡澤さん:はい。私自身も、スーパーバイザー(※)時代にその重要性を痛感しました。

当時、担当していた10〜15店舗、数百人にもなる全従業員の顔と名前を覚え、必ず挨拶することを自分に課していました。一見、地道なことですが、この積み重ねが信頼関係を築き、従業員が「何かあれば岡澤さんに相談しよう」と思ってくれるような、良好な職場環境につながったのです。

このときの経験が私の「原体験」となっており、今の社内報活性化への強いモチベーションになっています。

※複数の店舗を統括し、エリア全体の業績向上と店舗運営の円滑化を担う

「人事以外も使っていいのだ」と納得。“人的資本経営”を推進するプラットフォームとしてのSmartHR

どのように「お知らせ機能」の利用を決めたのでしょうか?

岡澤さん:複数のサービスを検討したのですが、コスト面や社外には非公開にしたいという要件に合うものが見つからなかったのです。

そのような折、人事総務部が以前からSmartHRを活用しているのを思い出しました。全従業員向けのアンケートでも「従業員サーベイ」機能を利用しており、とくにリマインドをしなくても90%以上という高い回答率を得られていたと聞いたのを覚えていたんです。スーパーバイザー時代の経験上、これは驚異的な数値です。従業員にとって非常に使いやすく、閲覧してもらいやすいツールという認識がありました。

ちょうどそのタイミングで、SmartHRに「お知らせ機能」が追加されたと知り、人事担当者に社内報で利用できないか相談し、利用を決めました。

「お知らせ機能」の画面イメージ
「お知らせ機能」の画面イメージ

導入の決め手は何だったのでしょうか?

岡澤さん:使い慣れたSmartHRのなかで完結するのは大きな決め手でしたね。従業員にとって、スマートフォンのホーム画面にこれ以上アプリアイコンを増やしたくないだろう、という思いがありましたから。

もう1つは私自身のSmartHRに対する認識の変化です。正直に言うと、当初は人事・労務担当者のためのサービスだと考えていて「社内広報を担う自分たちが使っていいのか」と戸惑いがありました。

ただ、ちょうど「SmartHRが人的資本経営プラットフォームの実現を目指す」と芹澤社長が語る動画を見ました。業務効率化だけではなく人的資本経営の貢献も目指していると知り、従業員の幸せやコミュニケーション活性化という、私たちの目的に合致するサービスだと腹落ちしました。

「思わず見たくなる」を追求。読者の心を掴むコンテンツづくりの工夫

「お知らせ機能」を実際に使ってみて、操作性などはいかがでしたか?

岡澤さん:簡単に設定できて助かっています。私以外の社内報に携わるメンバーも問題なく活用できています。

社内報では、具体的にどのようなコンテンツを発信されていますか?

岡澤さん:経営トピックスから資格取得の案内、他部署の仕事紹介、グループ会社の紹介、パート・アルバイト向けの就職活動説明会の告知など幅広いトピックスを扱っています。

とくに、例えば薬機法などの専門知識で会社を支える部署や、お客さまサポート室(コールセンター)のように、普段はなかなか光が当たりにくい“縁の下の力持ち部署”も、積極的に紹介しています。

社内報で発信されているコンテンツの一例
社内報で発信されているコンテンツの一例

表現方法などで工夫されていることはありますか?

岡澤さん:興味を引くため、タイトルを工夫するのはもちろん、写真は動きのある躍動感のあるものを多く掲載するように意識しています。

弊社は比較的落ち着いた社風なのですが、社内報では絵文字を使ったりして、少し親しみやすく砕けた表現を試行錯誤しています。

届け方にも工夫があるのでしょうか?

岡澤さん:はい。プッシュ通知も効果的に活用しています。ほかの業務ツールではスマートフォンに通知が届くことがなかったので、導入当初は多くの従業員から「何これ?」と驚きの連絡がありましたね。

「応募者が数十倍に」従業員の主体的な行動を促し、組織の活性化を実感

お知らせ機能を活用し始めて、閲覧数などにどのような変化がありましたか?

岡澤さん:閲覧数は劇的に変わりました。以前から使用している社内イントラネットの社内報だけでは、努力しても2,000〜3,000件が限界だった閲覧数が、入社式の記事では合算で19,000件を記録するなど大幅に向上しました(うち16,000件がお知らせ機能経由)。

さらに副次的な効果として、お知らせ機能を始めてから、もともとのイントラネットの閲覧数も連動して増加しました。

パートやアルバイトの方々への影響はいかがでしたか?

岡澤さん:まさに、届けたい人に届いたと実感する出来事がありました。

『熱中症対策アンバサダー』という資格取得の案内を社内報で発信したところ、これまでアプローチできていなかったパート・アルバイトの方から「私でも取れるんですか?」といった問い合わせとともに応募が殺到したんです。

後日、資格の提供元である企業さまからも「応募者が何十倍にも増えましたよ」とフィードバックをいただき、確かな手応えを感じました。

岡澤さん

組織全体にもポジティブな変化はありましたか?

岡澤さん:普段の業務では関わりが少ない部署や、お客さまサポート室のような「縁の下の力持ち」的な部署を紹介する記事はとくに反響が大きく、従業員の相互理解につながっていると感じます。

何より嬉しい変化は、お知らせ機能を活用し始めてから、他部署から「自分たちの取り組みも発信してほしい」という依頼が来るようになったことです。社内にポジティブな循環が生まれているのを実感しています。

「働いてよかった」と誰もが思える会社へ。社内報が育むエンゲージメントと帰属意識

コミュニケーションの活性化を通じて、どのような組織を目指していきたいですか?

岡澤さん:私たちの最終的な目的は、従業員のエンゲージメントや帰属意識を高め、「この会社で働いてよかった」と心から思ってもらうことです。

さらにはご家族やご友人から「あなたの会社、いいね」と言ってもらえるような、誰もが誇りに思える会社を目指していきたいです。

最後に、今後の展望と「お知らせ機能」への期待をお聞かせください。

岡澤さん:今後は、スギ薬局だけでなく、M&Aによって加わったグループ会社全体の従業員が「自分ごと」として捉えられるような企画を発信し、グループとしての一体感をさらに醸成していきたいです。この大きな目標を達成するうえで、お知らせ機能は「一番重要なツール」だと確信しています。

パート・アルバイトの方々を含む全従業員に想いを届け、一体感を育んでいらっしゃるお話、大変感動的でした。皆さまが誇れる会社づくりを、引き続きご支援してまいります。貴重なお話をありがとうございました!

掲載内容は取材当時のものです。

お知らせ機能 資料2点セット

お知らせ機能は必要な情報を、必要な人に、確実に届けるソリューションです。SmartHRアカウント付与された従業員であれば、誰でも利用可能で、さまざま業界や業種で活用いただいております。その事例や特長を資料2点セットでご紹介します。

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 スギホールディングス株式会社
社名 スギホールディングス株式会社

業種

卸売・小売
従業員数 5001名〜
課題
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