2万人を超える従業員の人事・労務業務の効率化を支援
■ 業務課題と「SmartHR」選定理由
エイチ・ツー・オー リテイリンググループは、株式会社阪急阪神百貨店や、食品スーパーを運営する株式会社関西スーパーマーケット、イズミヤ株式会社、株式会社阪急オアシスを傘下にもつ大手流通グループです。「阪急百貨店」と「阪神百貨店」が計15店、食品スーパー3社で約220店を運営しているほか、株式会社エイチ・ツー・オー 商業開発や株式会社阪急商業開発が商業施設事業を展開しています。同グループでは、入退社手続きや給与明細の配付など人事・労務に関する手続きに紙が用いられており、各拠点の従業員から人事・労務担当者、ひいてはシェアードサービスセンターまで、関係者の業務負荷が高いことが問題となっていました。従業員の多様な働き方の推進に向けたデジタル化ニーズの高まりを背景に、人事・労務の関連業務やシステム全般のあるべき姿を考え、この度の導入検討が開始されました。
「SmartHR」は人事・労務業務を効率化する多くの機能を有しており、従業員自身のPCやスマートフォンを通じて「SmartHR」上で一元的に回収した人事・労務関連の情報を担当者がオンラインで管理できるため、全関係者の業務効率化に寄与します。これによって、従業員が本来注力すべき業務に十分な時間を当てることができるようになり、提供するサービスの質の向上や、新しい業務への着手が可能になります。さらに同グループ横断で「SmartHR」を使用するため、グループ全体としての人事・労務業務に関するオンボーディングプロセスの標準化や、従業員マスタ作成の起点としての役割も期待されています。
※1:2022年9月時点
■ 「SmartHR」に期待すること
エイチ・ツー・オー リテイリンググループでは、お客様のマインドシェアNo.1とマーケットシェアNo.1を同時に実現する「コミュニケーションリテイラー」への進化に向けた基盤づくりを推進しています。社内において業務改革を加速するため、BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)とクラウド型サービス導入による生産性向上の実現に向け、人事関連領域ではSmartHRをユーザのデジタルフロントと位置づけて、グループへの全面的な導入展開を進めております。
今後はシェアードサービスを意識したグループ管理機能やマイナンバー等のセキュリティ機能の強化を含め、更なる生産性向上の実現に向け、強いパートナーシップで推進していきたいと考えています。
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社 執行役員 IT・デジタル推進室長 小山 徹 様
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掲載内容は取材当時のものです。