Past 10

人が、社会が、本当に欲しいものを探した10年間

これまでの10

SmartHRの10年間

2015 - 2019

複雑でアナログな人事・労務の仕組みを変えたい

SmartHRが誕生する前、数年にわたって模索を続けていた創業チームの指針となったのが、「Make Something People Want.(人が欲しいと思うものをつくれ)」という言葉。机上の空論ではなく、現場に出て人々の声を聞き、真の課題を探す。11回の事業転換を経て生まれたSmartHRは、サービス開始当時から大きな反響を呼び、その後は労務領域の業務効率化を中心に機能を拡大していきました。

マンションの一室のようなところに、パソコンや本の乗ったデスクや椅子などの仕事の道具がぎっしり詰まっている写真

2019 - 2025

従業員データを軸に、組織づくりを支えるサービスへ

2019年からは、業務を通じて蓄積される従業員データを組織づくりに活かすタレントマネジメント領域にも参入。業務効率化に加え、働く人のポテンシャルを引き出し、組織の出力の最大化するところまでをサポートするプロダクトへと成長しました。現在は、情報システム領域や従業員領域にも提供価値を広げ、人事領域にとどまらないバックオフィス全体の変革を後押しするプロダクトへの進化を見据えて開発を続けています。

現在のSmartHRの画面イメージ

データで見る0→1→10

10年かけてSmartHRに生まれた0→1→10の変化と現在地を、さまざまなデータで追いかけます。

  • サービス登録社数は7万社を突破

    2016年2500、2017年5000、2018年1万、2020年3万、2021年4万、2022年5万、2023年6万、2025年7万。徐々に増えていく様子を表した図。

    2025年6月時点

    サービス登録社数は7万社を突破

    2025年6月時点

    2025年現在、SmartHRの登録社数(※1)は7万社を突破しました。労務管理クラウド市場では、7年連続シェアNO.1(※2)を記録しています。みなさまのご支援のおかげで、スタート時には想像できなかったほど多くの組織に使っていただけるサービスとなりましたが、日本には330万社を超える企業がある(※3)ことを考えると、まだまだ伸び代があると捉えています。より多くの働く人と組織にSmartHRを届けるため、今後も一層尽力していきます。

  • 継続利用率

    99%以上

    2025年6月時点

    継続利用率

    2025年6月時点

    私達たちは、組織づくりに伴走するサービスとして、ユーザーのみなさまに安心して使い続けていただけるサービスであることを大切にしています。日々寄せていただく要望や課題を頼りに、新機能の開発はもちろん、既存機能のアップデートにも力を入れています。これからもユーザーのみなさまの組織運営に欠かせないサービスであり続けられるよう、進化と改善を続けます。

  • 加速度的に広がるサービス領域と機能

    2015年労務管理領域機能1つ、2016年労務管理領域機能2つ、2017年労務管理領域機能2つ、2018年労務管理領域機能3つ、2019年労務管理領域機能4つ・タレントマネジメント機能1つ・その他(従業員データベース関連家の奥、スマホアプリ、アプリストアなど)2つ、2020年労務管理領域機能4つ・タレントマネジメント機能2つ・その他2つ、2021年労務管理領域機能4つ・タレントマネジメント機能3つ・その他3つ、2022年労務管理領域機能4つ・タレントマネジメント機能3つ・その他3つ、2023年労務管理領域機能4つ・タレントマネジメント機能5つ・その他5つ、2024年労務管理領域機能4つ・タレントマネジメント機能9つ・情シス領域機能1つ・従業員領域機能1つ・その他5つ、2025年労務管理領域機能6つ・タレントマネジメント機能10・情シス領域機能2つ・従業員領域機能3つ・その他7つ。サービス領域と機能が積み重さなり加速度的に増えていく様子を表した図。

    2025年6月時点

    加速度的に広がるサービス領域と機能

    2025年6月時点

    労務管理領域からスタートしたSmartHRですが、10年の中で、タレントマネジメント、従業員、情シスと新たな領域に提供価値を広げてきました。今後は人事領域のみにとどまらない、バックオフィス全体の変革を支えるサービスへの進化を見据え、より一層開発を加速していきます。

  • サービス成長を支える組織(SmartHR従業員数)

    2015年2人、2016年10人、2018年50人、2019年100人、2020年300人、2022年500人、2024年100人、2025年1400人超。小さな円から年が進むに連れ大きな円へと、右肩上がりで増えていく様子を表した図。

    2025年は6月1日時点の従業員数を元に作成

    サービス成長を支える組織(SmartHR従業員数)

    2025年は6月1日時点の従業員数を元に作成

    SmartHRの開発をスタートした時には2人だった組織も、10年が経過する中で1,400人を超える規模へと成長しました。「労働にまつわる課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会をつくる」というミッションへの共感を軸にさまざまなバックグラウンドを持つメンバーが集まり、SmartHRの開発やサービス提供に取り組んでいます。

本当に「人が欲しいもの」を届けたい。
10周年記念ユーザーストーリー

From Service Site

SmartHRがこれまで大切にしてきたのは、目の前の課題や要望にそのまま応えるのではなく、ユーザーの声の奥にある“本当に欲しいもの”を見つけ出し、形にしていくこと。このシリーズでは、課題の本質に向き合いながら、ユーザー企業のみなさまとSmartHRがともに変化してきた歩みを、業務改善や仕組みづくりのリアルなエピソードとともにたどっていきます。

お客様の声を反映するサービス開発の仕組み

使っていただくみなさまに“本当に欲しい”と思っていただけるサービスを届けるために、SmartHRでは、開発のさまざまなプロセスの中で、お客様の声を反映する仕組みを取り入れています。

SmartHRのサービス開発フローのイメージ図。サービス開発フローについては後述します。

サービス開発にあたっては、まずは日頃さまざまな接点で寄せられるお客さまの声を踏まえて課題に迫り、各機能の開発ロードマップを策定します。開発段階に進んでからも、試作品を用いたお客様へのヒアリングなどを通じて精度を上げるとともに、機能公開後は、お客様の声やご利用状況を注視しながらさらなる改善を重ねます。また、お客様に実際に新たな機能を使っていただいて品質を検証するユーザービリティテストを実施する場合もあります。ご利用いただくみなさまにとっての"本当に欲しいもの"を形にするために、開発のさまざまなプロセスにお客様の声を取り入れる仕組みを整え、日々サービスを育てています。

  • 大塚 健斗

    ドメインエキスパート

    大塚 健斗の写真

    労務の実務経験がお客様とプロダクトのギャップを埋める

    SmartHRが「お客様の声」を大切にしているからこそ、開発チームには実務経験者であるドメインエキスパートが所属しています。お客様の声や法律とプロダクトのギャップを埋め、お客様に心から喜んでいただけるプロダクトをこれからもつくり続けます。

  • にしはら ちひろ

    CRE

    にしはら ちひろの写真

    お客様の声なき声に向き合うエンジニアリングを

    機能開発では、いただいた声に形を与えてきました。私達CRE(顧客の信頼性を高めることを目的としたエンジニアリング)が向き合うのは、まだ言葉になる前の「不安」や「不便」、その声なき声です。お客様が意識せずとも安心して使える、その「当たり前」の状態を、エンジニアリングの力で地道に築き、守り続けること。それが、私たちのこだわりです。

  • 稲垣 景子

    PM(プロダクトマネージャー)

    稲垣 景子の写真

    ヒアリングを通して顧客課題のコアを深く学ぶ

    「ほしかったのは、これだった」を、ユーザーと一緒に探し続けています。今年リリースしたメッセージ機能では、社内の連絡という、幅広いけれど名も無い、時間と配慮が求められる業務の理解が必要でした。顧客自身が課題のコアや必要な手段を言語化しにくい悩みの構造を、ヒアリングを通じて深く学ばせていただくことを心がけています。

  • 東 泰生

    プリセールス

    東 泰生の写真

    お客様の課題解決の提案とサービス改善に取り組む

    私たちプリセールスはお客さまの生の声に真摯に向き合い、その背景にある本質的な課題を深く掘り下げます。その上で、SmartHRが持つ機能やロードマップを基に、課題解決の具体的な道筋を提示します。お客さまの声を起点にサービス改善を加速させることも私たちの重要な役割です。