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この度、従業員情報の更新にあたって「履歴の作成」が行なわれるか否かの条件が変更されたことをお知らせいたします。
開発背景
これまでは、部署や役職などのマスターの名前を変更しても、変更内容を従業員の履歴に残せませんでした。そのため、例えば部署自体の名前の変更を従業員の履歴にも残したい場合、変更後の部署名で部署マスターを追加し、新たに作成された部署マスターを選択して、従業員の部署情報を更新していただく必要がありました。
今回の変更により、マスターの名前を変更した後に、従業員情報の更新をすると、従業員情報に履歴が追加できるようになりました。
【具体例の図:部署名変更と所属する従業員の部署情報履歴】
機能詳細
従業員情報を更新する際、その従業員に紐づくマスターの名前が変更されている場合には従業員情報に履歴が追加されるようになりました。
従業員情報を更新する機能のすべてを対象とし、適用日を指定した履歴の追加、従業員情報の更新予約も含みます。
対象となるマスター(情報項目)は、以下の通りです。
- 部署
- 役職
- 雇用形態
- 給与支給形態
- ドロップダウン形式のカスタム項目
具体例
部署を例に、以下の作業を行った際に、画面が実際にどのような表示になるのかの例をご紹介します。
- マスターの名前の変更
- 更新した部署に紐づく従業員情報の更新
1.マスターの名前の更新
2.従業員情報の更新
もともと「人事部」と紐付いていた従業員の情報を「人事グループ」として更新すると、「これまで」のように、部署名を変更した履歴は残りませんでした。
今後は、「これから」のように、部署名を変更した履歴を残すことができるようになりました。
これまで | ![]() |
これから | ![]() |
注意事項
マスターを更新しても、自動的に従業員情報に履歴は追加されません。従業員情報に履歴を残したい場合は、別途、従業員情報の更新を行ってください。
リリース時期
2022年12月13日(火)
利用できるプラン
本機能は、すべてのプランでご利用いただけます。
システム内部の背景
原因となっていたシステム側の背景を、補足としてご案内いたします。
マスターの情報を登録すると、システムの内部で「マスターのID」が発行され、従業員情報に登録する際は「マスターのID」が紐付けられます。
これまでは、従業員情報を更新する際に履歴を追加するか否かの判断を、「紐づくマスターのIDが変更されているかどうか」によって行っていました。
そのため、部署や役職の名前が変更されても、紐付いているマスターのIDが変更されなければ従業員情報に履歴が追加されませんでした。
今回の仕様変更で、この履歴を作成するか否かの判断を、マスターのIDの変更の有無ではなく「前回の履歴と比べてマスターの名称が異なっているかどうか」によって行うようになります。
なお、部署については階層をスラッシュ区切りでつないだ文字列を「名称」としてみなします。そのため、上位部署が変わった場合も「変更があった」と判断し、履歴が登録されます。
最後に
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